2008年9月12日金曜日

民主党はなぜ頼りないのか



「一方を聞いて沙汰するな」ということで、
こっちも読んでみた。
全部書いてある通りだとすると、
とても民主党には国政はまかせられない
ということにもなりかねない内容。
まあ、いろいろな立場・視点があるので、
こういうこともあるんだよ、というところか。
いろいろ書いてあるが、
ポイントは民主党が寄り合い所帯であり、
かつ労組への依存度が高いというところ。
いずれも即致命傷ということではないと思う。
が、しかし、すべて書いてある通りではないにしても、
とりあえず、民主党が政権をとった場合
近い将来、もう一度
ガラガラポンして再編しないと、二大政党制として
最終的なおさまりは悪そうな気はする。
例えば
小泉新党と民主党小澤一派の合流とか…。
人間的にはどうか知らないが、理念的には
はまるんじゃないかと思った。
どっちも自民党をぶっ潰すって言ってるわけで、
中にいてぶっ潰すか外に出てぶっ潰すかの違いだけだからね。
小澤さんが、「日本改造計画」の頃の初志に立ち返れば、
案外、小泉さんと方向性は同じなんだと思うけど、
現実的政治闘争の中で、
初志とはちょっと方向が違うことも
最近は言ってるような気もするので、
その辺がどうかなというのはあるが。
逆にその辺りが、いい意味でブレーキにもなって
ブレンドになれば悪くない味のコンビネーションに
なりえるのではないかとも思う。
いずれにしろ、下手なテレビドラマよりは、
この先数年間の日本の政治は面白いことになりそうな気はする。

2008年9月4日木曜日

自民党はなぜ潰れないのか



福田さんが辞めたからというわけではなく、
この本をたまたま読んでるときに
福田さんが辞めたのだが…。



村上・平野・筆坂。
かってはそれぞれ
自民・民主・共産の各党の中枢にいて
今は浪人の身という
お三方の鼎談。

全体的に
なぜ潰れないのかというよりは、
もうそろそろ一度は潰れるべきだ
という方向の論調。

民主党が政権をとることが、
今の日本にとってベストかどうかは
僕には、まだ判断がつかない部分があるが、
少なくとも政権交替がありえない状況よりは、
政権交替がおこりえる状況の方が
今の日本にとって、国民にとって
望ましい政治が行われる確率は高い
のではないかと思う。

二大政党制それ自体はよいと思うのだ。
問題は、国民は何と何を比較して、
何を選択するのかという、
対立軸だな。

小泉vs小澤なら、
例えば、少し抽象的だが、
国民は自立、国際的には共生vs国民は共生、国際的には自立
といったところで、
まだ分かりやすい気がするが、
自民党内で小泉改革推進派が一枚岩なわけでもないし、
まあ、そこが、自民の自民たるゆえんというか、
それこそ、自民党が潰れない理由なのかもしれないが…。
小泉新党がいつ立ち上がるのかということも含めて
ここから先1年くらいは日本の政治史に残る
1年になることは間違いなさそうだ。

いまいちよくわからん民主党のことについても
少し勉強してみたいと思う。