2008年5月28日水曜日

ゆっくり歩け、空を見ろ


今や時の人である東国原英夫氏だが、
ほんの7~8年程前には件の事件により
どん底にいたのだ。
41歳にしての「どん底」で
氏がどんなことを感じていたのかに
興味をそそられ、一気に通読。
父親を乗りこえることができるか
という男にとって普遍のテーマを
ベースにした自叙伝的小説であった。
「どん底」にいるとき、
「どん底」だからこそ、立ち止まって
考えたり、感じたりできることがあり、
それも、また、間違いなく
人生の一部であるのだということが
感じられる一遍として心に残った。
そのまんま東、ただものではない。
さすがだ。

2008年5月23日金曜日

マネーはこう動く



とりあえず今は運用する資産はない。
(自慢げに言い切ってどうする…。)
数年前、親父からいただいた遺産は
まるごと自宅の土地になっている。
次のポイントは退職金の使い道かな。
住宅ローンの返済に勝る運用なしという説もあるが…。
或程度のインフレが起こるとすれば
固定利率の借金はあわてて返す必要なしという説もある。
この本の著者でさえ、
読み違いで損をすることはあるというのだから、
素人が完全に先を読みきることなどありえないのだろうが、
でも僕ももう現代社会を生きるいっぱしの大人だからね、
本業の合間にお金のお勉強もある程度はすることにして、
お金というやつともきちんと向き合っていきたい。
(若い頃は全然向き合ってなかったからな…
、それはそれで楽しくてよかったんだけど)
とりあえず、今は、生活していくだけでピーピーなので
実践の場がないのではあるが…。
まあ、そのうちね。きっと。ぼちぼち。多分…。
というようなレベルの僕にもちゃんと理解できる本です。
あくまで自己責任でね…という著者のフォローも親切です。

2008年5月22日木曜日

情報はなぜビットなのか



ちなみに、4月に受けた、基本情報技術者試験には落ちてしまった。
失敗。失敗。
情報セキュアドに正味2ヶ月だけの勉強で受かっていたことが慢心のもと。
反省。反省。
午前問題は問題なくクリアできたのだが、
午後のプログラムの問題が全滅に近かった。
実力不足。謙虚になれよな。
しかし、ここで立ち止まっていてもしょうがないんで、
秋にはソフトウエア開発技術者試験を受けるべく
勉強を開始している。
で、試験に受かることがまず第一ではあるが、
それだけでなく、少しでも実務経験のなさを克服して、
ITマインドが身につけばと思ってこの本を読んでみた。
「知識ではなく、センスを身につけるための本」というウリが気にいった。
実際、試験対策的な意味での知識的には、
新しいことが沢山分かる本ではないが、
情報系の全てを学ぶ上での、
「そもそも情報とは」とか「そもそもコンピューターとは」とか
意外に分かっていないまま、ここまで来てしまった、
たくさんの「そもそも」がちりばめられており、
「ああ、あれってそういうことだったんだ」
という再発見や確認が沢山できる本であった。
情報系の勉強のビギナーにはお勧めの一冊である。

2008年5月16日金曜日

最高の人生の見つけ方

昨晩は会社帰りに映画を観た。
「最高の人生の見つけ方」
原題は“THE BUCKET LIST”、即ち「棺桶リスト」。
余命6ヶ月を宣告された二人の男が、棺桶に入るまでに何をするかという話である。
まったく生き様の違う二人の男が心を通わせあうようになる様を
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが素晴らしい演技で魅せる。
いわゆる闘病ものにありがちな定型的なお涙頂戴映画ではないところがいい。
人は独りでうまれて独りで死んでゆく。
その間に誰かとどれだけほんとうの心の通わせあいができたが
あえて言えば、人生の価値であるような気がする。

今週末は短答試験なので弁理士受験生の皆様は、映画どころではないかと
思われますが、試験後のリフレッシュには、お勧めの1本です。

2008年5月13日火曜日

美容院

 駅から自宅まで歩いている途中で携帯が鳴った。
 娘からだった。
 「今どこ?」
 「駅から家に向かって歩いてるところだよ。」
 「わかった。早く帰ってきてね。」
 
 で、家に帰り、家族4人で夕食を食べ…、
 中間テストが近いのに勉強を始めない息子に
 チェックを入れ、…

 そして、自分も勉強しようかな、というところで、
 
 娘が僕の態度について妻にクレームを入れている
 のが耳に入ってきた。
 
 「パパ、全然、気づいてくれない。最低。」

 「○○ちゃん、今日、美容院に行ってきたんだよ」
 と、妻。
 
 「帰ってきて、パパのことじっと見てたのに」
 と、娘。

 いやー、これは失礼。減点パパだな。これは。
 息子の中間テストの方に気がいっていて全然気づかなかった。
 ちゃんとあなたのことを気にかけていますよ。というのを
 態度で示すのって人間関係の基本だからなあ、失敗、失敗。
 以後気をつけるので、勘弁してね。