2007年10月12日金曜日

クロックス


昨晩、娘(小学二年生)に「クロックス」のサンダルが届いた。
「お友達はみんな持っている」そうで、前からほしがっていたのだが、
僕と妻は「学研のプリントが2年生の分全部終わったらね。」と
条件交渉に持ち込みつつしぶっていたところ
娘は「ママのバカ、いじわる。」という捨て台詞を日記に残しつつ、
そそくさと僕の母(つまりおばあちゃん)に直接交渉し、
自力(?)でクロックス・ゲットに成功してしまった。
先週末に妻と母と娘の3人で自由が丘の靴屋を回ったがサイズがなく、ネットで探しあてて、注文したのが、やっと昨晩届いたのだった。
娘はさっそく家の中で履いていたが、少し履いた後、
サンダルの底についたマリィ(ビーグル・♀3歳)の毛を丁寧に台所の水道で洗い落としていた。
 「靴なんだから、底が汚れるの当たり前じゃん。そんなのいちいちいやがってたら履けないじゃん」
と上の息子(小学六年生)が正論をはいたが、娘はまったく無視して大事そうにクロックスを箱の中にしまっていた。
 僕は30年ほど前に母に買ってもらった「パンサー」のことを思い出した。
僕が小学校の五年生くらいの頃だったろうか…。当時流行りだしていた「パンサー」というスニーカーがあった。
当時僕がいつも履いていたいわゆるゴム底のひもなしの運動靴は多分300円くらいのものだったと思う。
パンサーは980円とかだった気がする。今になれば最初のうち親が買いしぶった気持ちはよくわかる。
でも友達の履いているパンサーがうらやましくて、さんざん駄々をこねた僕に、結局母はパンサーを買ってくれた。
ある日「これで買ってきなさい」と言って1000円札を僕に渡してくれた。
僕は靴屋まで走っていって青いパンサーを買った。
その日は、嬉しくて寝るまで部屋の中で履いたまま歩き回っていた。
その後、何足靴を買ってもらったり買ったかわからないが、あれが一番嬉しかったな。と、そんなことを思い出した。

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